太田牧場

北海道常呂郡


太田牧場

「牛の健康は食べるものから」

太田牧場 外観

30年近く牛の肥育を行っている太田さんは今でも「試行錯誤の連続ですよ」と言いますが、育て方に一目置かれている存在です。
なかでもこだわっているのが牧草。「イネ科の牧草であるチモシーを主体にした牧草は、いい状態に乾燥させて、牛の胃に適度な刺激を与える程度の硬さにしておき、与えています」
適度な刺激を与えると胃の調子が良くなるそうで、そのために牧草をカットする角度にもこだわり、カットする幅も、牛の食べやすさを考えています。
牧草はもちろん自家生産。牧草を育てる土壌には、牛の堆肥から作った肥料をたっぷり。 「完全有機ですよ。牛が健康に育ってくれるためには、自然のものを与えるべきというのが私の自負です」

太田牧場 外観

「ストレス軽減にBGM?」

牛舎に入ると、牛たちが寄ってきます。
「牛は意外と音に敏感なんですよ。音がするたびに驚いていると、それがストレスになってしまいます。だからうちでは有線を契約して、すべての牛舎で、小さなボリュームで音楽を流しています。24時間365日ずっと」 常に音に触れておくことで、牛たちは少々の音には驚きません。
そのようにストレスをできるだけ感じさせない環境で育てているから人にも安心している。その日常があるからこそ、人懐っこいようです。

草むらの中の牛たち

「送り出すまで、
とにかく環境づくり」

麻井さん

太田牧場で育った牛たちは、体重が700〜800キロになる生後20か月あたりで出荷されます。
牛舎内に敷く草は乾燥したものをたっぷりと。牧草や配合飼料はもちろん、水にもこだわる。 加えて、エサを与えるタイミングにもこだわりがありました。
「うちではまず干し草を与えて、1〜2時間あとに配合飼料を与えています。人間の食事でも“まず野菜から”って言うでしょ、それと同じです。食物繊維を先にお腹に入れることで胃の負担を軽減できますから」 肥育前期と後期では配合飼料の内容も変えています。見えないところに太田さんの工夫が散りばめられていました。

動物 イラスト タイトル

動画

北海道常呂郡
太田牧場紹介動画

牧場の一日の様子を牧場で働く私たちが撮影しました。

牛舎の中の牛たち
牛舎の中の牛たち
← PAGE TOP